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パスとは
「パス」とはファイルの「住所」のようなものです。「file.txt」というファイルがあったとして、このファイルがどこにあるかを示したものを、「パス(Path)」と言います。
例えば、自分のパソコンのデスクトップにファイルが存在するならば、「Desktop」の中に「file.txt」がある状態を、
と表現します。windowsでは「\」をファイル・フォルダ名間の区切り文字に使用します。
通常、「Desktop(デスクトップ)」フォルダは「C:」ドライブの中の「Users」フォルダの中の「tanaka(ユーザー名)」フォルダの中にあるため、これらを「\」で区切って表示します。
上記が「絶対パス」と呼ばれるパスの一般的な形です。
絶対パスと相対パスの違い
前節「パスとは」で示した「パス」は「絶対パス」と呼ばれる種類のパス名です(以下の形)。
これに対して、もう一つは「相対パス」というものがあります。「絶対パス」は「file.txt」の場所を不変的に表現するのに対して、「相対パス」は見る場所によって表現が変わってきます。
「絶対パス」は人間の住所でいうと「千葉県流山市荻窪三丁目78-9」のように、誰がどこで聞いても同じ場所を表します。一方、「相対パス」は「ここから二駅目の50m手前」というように聞いた位置によって示している場所が変わります。
例えば、「このフォルダにあるfile.txt」を指す場合は、
となります。「.」はこのフォルダを示しており、「\」でファイルと区切られています。ちなみに「.\」は省略することもでき、単に
と書いても同じ意味です。
また、一つ前のフォルダは「..」と連続した2つのピリオドで表現されます。
と書けば、一つ前の「test」フォルダの中の「file.txt」ファイルを示しています。二つ前のフォルダは「..\..」と書きます。
「…」とは書きませんので注意して下さい。