コマンド別解説

@(コマンドを画面に表示しないで実行する)

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目次

 

コマンドを画面に表示しないで実行する

通常、バッチファイルに処理を記述した場合、逐次、コマンドをコマンドプロンプトへ表示しながらプログラムが進行します。

以下は、コマンドプロンプトに「yahoo」と「mail」を出力するバッチファイル(no_atmark.bat)です。

これを実行すると、以下のようになります。

@(コマンドを画面に表示しないで実行する) 「@」を付けずにバッチファイルを記述

バッチファイル内に書いたコマンドが再度、コマンドプロンプト上に表示されていることが分かります(3行目と6行目)。

 

しかし、イチイチ表示されるコマンドが鬱陶しい場合も多いです。というか、基本的にはいらないと思います。

そんなとき、「@」をコマンドの前に付けることにより、コマンドの表示を消すことができます。上記のバッチファイルを以下のように変更します(atmark.bat)。

以下は実行結果です。

@(コマンドを画面に表示しないで実行する) 「@」を付けたバッチコマンド

コマンド表示が消えました。

 

しかし、これではすべてコマンドの前に「@」を付けなければいけないため、面倒です。そこで、バッチファイルの最初の行に「@echo off」と記述すれば、自動的にすべてのコマンドの前に「@」を付けたことと同じになります

以下のバッチファイル(echo_off.bat)は上記した「atmark.bat」と同じ動作をします。

以下、実行結果です。

@(コマンドを画面に表示しないで実行する) 「@echo off」を先頭行に記述したバッチファイル

 

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