目次
コマンドプロンプトの表示を設定する
「prompt」コマンドを使用するとコマンドプロンプトの表示を変更することができます。コマンドプロンプトの表示とは、コマンド入力する左側に表示されている「C:\Users\username\…>」のことです。
デフォルトの設定では、「[現在いるのフォルダのパス]>」となっていますが、この部分を様々な文字や記号に変更することができます。
例えば、この部分を「test:」と変えるには、
1 |
prompt test: |
と入力します。以下、実行結果です。
表示が変更されました。
「[現在いるフォルダのパス]:[現在の日付]>」とするには、
1 |
prompt $p:$d$g |
とします。
「$p」は現在いるフォルダのパス、「$d」は現在の日付、「$g」は「>」記号を表しています。
このように、いくつかの記号や情報は「$?」という指定を使って表現します。その一覧表を以下に示します。
記号 | 出力 |
---|---|
$q | =(等号) |
$$ | $(ドル記号) |
$t | 現在の時刻 |
$d | 現在の日付 |
$p | 現在のドライブおよびパス |
$v | Windowsのバージョン番号 |
$n | 現在のドライブ |
$g | >(不等号) |
$l | <(不等号) |
$b | |(パイプ) |
$_ | 改行 |
$e | ANSIエスケープコード(コード27) |
$a | &(アンパサンド) |
$c | ((左カッコ) |
$f | )(右カッコ) |
$s | 空白 |
$+ | 「pushd」コマンドによるフォルダのスタック数だけ+記号を表示 |
$m | 現在のドライブ文字に対応するリモート名を表示 |
設定をデフォルトに戻す
設定をデフォルトの状態に戻すには、引数を指定せずに、
1 |
prompt |
とだけ入力します。