コマンド別解説

prompt(コマンドプロンプトの表示を設定する)

>>promptのオプション簡易解説へ

目次

 

コマンドプロンプトの表示を設定する

「prompt」コマンドを使用するとコマンドプロンプトの表示を変更することができます。コマンドプロンプトの表示とは、コマンド入力する左側に表示されている「C:\Users\username\…>」のことです。

prompt(コマンドプロンプトの表示を設定する) コマンドプロンプトの表示

 

デフォルトの設定では、「[現在いるのフォルダのパス]>」となっていますが、この部分を様々な文字や記号に変更することができます。

例えば、この部分を「test:」と変えるには、

と入力します。以下、実行結果です。

prompt(コマンドプロンプトの表示を設定する)コマンドプロンプトの表示を「test:」に変更

表示が変更されました。

 

「[現在いるフォルダのパス]:[現在の日付]>」とするには、

とします。

「$p」は現在いるフォルダのパス、「$d」は現在の日付、「$g」は「>」記号を表しています。

このように、いくつかの記号や情報は「$?」という指定を使って表現します。その一覧表を以下に示します。

記号 出力
$q =(等号)
$$ $(ドル記号)
$t 現在の時刻
$d 現在の日付
$p 現在のドライブおよびパス
$v Windowsのバージョン番号
$n 現在のドライブ
$g >(不等号)
$l <(不等号)
$b |(パイプ)
$_ 改行
$e ANSIエスケープコード(コード27)
$a &(アンパサンド)
$c ((左カッコ)
$f )(右カッコ)
$s 空白
$+ 「pushd」コマンドによるフォルダのスタック数だけ+記号を表示
$m 現在のドライブ文字に対応するリモート名を表示

設定をデフォルトに戻す

設定をデフォルトの状態に戻すには、引数を指定せずに、

とだけ入力します。

prompt(コマンドプロンプトの表示を設定する) 表示をデフォルト設定に戻す

 

Windowsバッチファイル初心者へ向けた入門書を作成しました


Windowsバッチファイル初心者の方へ向けた入門書(PDF)を作成しました。


・初めてWindowsバッチファイルを勉強してみようと思っている方

・使ったことはあるが一から基礎を学び直したい方


へ向けて丁寧な解説を行っています。


「全くプログラムを知らない方でも、この入門書を読んだ後には、Windowsバッチファイルの中級者レベルになれるように」をコンセプトに執筆したものです。


この本を読めば、バッチファイルを使ったファイルやフォルダの操作に関しては一通りのことができるようになります。そうなればもう十分中級者と呼べるレベルですので、あとは自分のやりたいことを実現しようとする中で徐々に知識を蓄えていくだけですぐに上級者へなれるでしょう。


詳しくみる

関連ページ

コメントを残す