コマンド別解説

shutdown(パソコンをシャットダウン、再起動、ログオフする)

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shutdown(パソコンをシャットダウン、再起動、ログオフする)

 

「shutdown」コマンドの基本的な使い方

「shutdown」はパソコンをシャットダウン、再起動、ログオフするコマンドです。これらの動作にはそれぞれ次のオプションを指定します。

オプション オプションの機能
/s シャットダウン
/r 再起動
/l 現在のユーザーをログオフする

 

ちなみに、これらのオプションを指定しなかった場合は、「/l」オプションがデフォルトで設定されるため、ログオフになります。

シャットダウンや再起動までの待機時間を設定する

「/t」オプションを指定することで、シャットダウンや再起動までの待機時間を設定することができます。これによって、すぐにコマンドを実行せずに指定時間だけ待った後に「shutdown」コマンドを実行することができます。

使用方法は以下の通りです。

[秒数]には待機させたい時間を秒単位で指定します。例えば、シャットダウンまでに20秒待機させたい場合は、

のようになります。

ただし、「/t」オプションはシャットダウン「/s」と再起動「/r」には使用できますが、ログオフ「/l」には使用できません。

 

シャットダウン警告ダイヤログにメッセージを表示させる

前節で説明した「/t」オプションによってコマンド実行の待機時間を指定すると、以下の図のようなシャットダウン警告ダイヤログが表示されます(Windows7)。

shutdown(パソコンをシャットダウン、再起動、ログオフする) 10分後にシャットダウンする警告ダイアログ

 

「/c」オプションを使用すると、このウィンドウに表示するメッセージを設定することができます。

以下は、警告ウィンドウに「20秒後にコンピュータの電源を切ります」というメッセージを表示させるコマンドの例です。

メッセージの文字数の上限は127文字です。

 

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