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バッチファイルで数値を比較する

 

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バッチファイルで数値を比較する

バッチファイルで数値を比較したい場合は、比較演算子を使用します。比較演算子とは、二つの数値を比較して「真」か「偽」かを返すものです。バッチファイルで使用できる比較演算子は以下の6つがあります。

比較演算子 判定
[数値1] equ [数値2] [数値1]と[数値2]が等しい
[数値1] neq [数値2] [数値1]と[数値2]が等しくない
[数値1] lss [数値2] [数値1]が[数値2]より小さい
[数値1] leq [数値2] [数値1]が[数値2]以下
[数値1] gtr [数値2] [数値1]が[数値2]より大きい
[数値1] geq [数値2] [数値1]が[数値2]以上

比較演算子は「if」コマンドで使用されます。例えば、変数「a」と変数「b」を比較して、等しければ「等しい。」と出力し、等しくなければ「等しくない」と出力するバッチファイル(sample_operator.bat)は以下のようになります。

「if」コマンドに使い方について詳しく知りたい方は「if(条件分岐) -コマンド別解説-」をご覧下さい。以下、実行結果です。

この場合は「a」と「b」には異なる値が代入されているので、コマンドプロンプトには「aとbは等しくない。」と出力されました。

 

他の比較演算子についてもチェックしてみましょう。以下にバッチファイル(check_various_operator.bat)を示します。

以下、実行結果です。

出力された文はすべて成り立っており、期待通りの動作をしていることが確認できました。

 

数値ではなく文字列を比較したい場合は別の演算子を使用します。詳しく知りたい方は「バッチファイルで文字列を比較する -やりたいことから検索-」をご覧下さい。

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