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フォルダ(ディレクトリ)ごと削除する
ファイルを削除するときは、「del」コマンドを使用しましたが(「del」コマンドについては「del(ファイル・フォルダの削除) -コマンド別解説-」を参照して下さい)、フォルダ(ディレクト)を削除したいときは、「rmdir」もしくは短縮形の「rd」コマンドを用います。「remove directory」の略ですね。
使用方法は、「del」コマンドと同様で、引数に削除したいフォルダ名を指定します。
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rmdir [削除したいフォルダ名] rd [削除したいフォルダ名] |
例えば、「test」フォルダを削除したい場合は、
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rmdir test |
とします。以下、実行結果です。
画面には、何も表示されませんが、これで「test」フォルダが削除されました。
ただし、「test」フォルダに何らかのファイルやフォルダが存在する場合、このコマンドでは削除できません。例として、「test」フォルダの中にファイルを入れて同様のコマンドを実行しました。
「ディレクトリが空ではありません」という警告が表示され削除できません。
サブフォルダ(サブディレクトリ)も含めて削除する
フォルダ(ディレクトリ)が空でない場合も強制的にフォルダを削除したい場合は、「/s」オプションを指定します。以下、フォルダにファイルが存在する場合に「/s」オプションを付けて「rmdir(rd)」コマンドを実行した結果です。
今度は、「[フォルダ名]、よろしいですか(Y/N)?」と聞かれますので、「Y」を入力すれば削除できます。
削除時に警告を出さない
前節では、フォルダ内にファイルやフォルダが存在しても「/s」オプションを使用すれば、削除可能であることを確認しました。しかし、実行の際に「[フォルダ名]、よろしいですか(Y/N)?」という警告がわずらわしい場合もあると思います。
その場合は、「/q」オプションを使用することで、警告無しで強制的に削除することが可能です。以下に「/q」オプションを追加して実行した結果を示します。
今度は、何も表示されません。これで、フォルダ丸ごと削除できています。
「rmdir(rd)」コマンドに関しては、「rmdir(rd)(フォルダを削除する) -コマンド別解説-」でも詳しく解説していますので、参考にして下さい。