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コマンドのメッセージ表示を消す
バッチではコマンドを実行するとデフォルトでメッセージを出力するものが数多く存在します。
「copy」コマンドでは、「1 個のファイルをコピーしました。」
「move」コマンドでは、「1 個のファイルを移動しました。」
などが勝手にコマンドプロンプト上に出力されます。
これらのメッセージを出力したくない場合はコマンドの後ろに「> nul」を付けます(「nul」は「ヌル」と呼びます)。
「copy」コマンドでは、
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copy test.txt tmp.txt > nul |
「move」コマンドでは、
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move test.txt tmp.txt > nul |
といった感じで普段のコマンドの最後に「> nul」をつけると、メッセージのコマンドプロンプトへの表示が消えます。
以下、実行結果です。
「>」はファイルに書き出すために使用する出力コマンドであり、「nul」は「何もないもの」や「何もない場所」を意味します。すなわち「> nul」を付け加えることでメッセージを何もない場所へ飛ばしているのです。そのためコマンドプロンプト上には表示されないのです。