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コマンドの履歴をみる
コマンドプロンプトで実行したコマンド履歴を見るには、「上下のキー」を使用します。上キーで過去のコマンドを表示でき、続けて上キーを押し続けることでデフォルトでは50つ前のコマンドまで遡れます。また、下キーは上キーで遡ったものを戻すことができます。
コマンドの履歴数を変更する
デフォルトでは最大50つまでコマンド履歴を遡ることができますが、その最大値は1~999つまで変更できます。ここでは、変更方法を説明します。
まず、コマンドプロンプトの上のバー部分を右クリックして、「プロパティ」を開きます。
「プロパティ」の「オプション」タブに「コマンドの履歴」があります。その中の「バッファー サイズ」が参照できる履歴数ですので、この値を変更します。
この値が保存される履歴の個数になります。100と設定すれば、100個の履歴を上下のキーで遡ってみることができます。
ちなみに、ここではWindows7の画面を例に説明しましたが、Windows10でもほとんど同じ設定方法です。
重複する履歴を自動的に破棄する
初期の設定のままだと、上キーで履歴を検索するとき過去に2度同じコマンドを入力していれば、2度そのコマンドが登場します。例を示すと、以下のコマンドを上から順に入力したとします。
【入力コマンド】
dir
md tmp
dir
この時、上キーを押すと履歴が検索できますが、その順番は次のようになります。
【履歴検索】
dir
md tmp
dir
「dir」コマンドが二度出てきていることに注意です。この「dir」のような重複したコマンドを一つのコマンドとして扱い、二度同じコマンドを履歴に出さないようにする設定が可能です。
すなわち、履歴を参照する際、同じコマンドが現れないように重複する履歴を自動的に破棄します。前節と同様に、「プロパティ」→「オプション」タブの「コマンドの履歴」から「重複する古い履歴を破棄」にチェックをつけます。
これで、履歴に重複したコマンドが二度表示されないようになりました。