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ホームドライブとホームパスとは
ドライブとは、パソコン上で様々な操作を行うためのもっとも基本となる場所のことです。なので、ホームドライブは、ログインしているユーザが様々な操作を行っているもっとも基本となる場所を指します。通常は「C:」や「D:」などがホームドライブとなります。
ホームパスとは、Windowsでユーザがログインしたときに初めに居る場所のことです。この場所の下に通常使用する様々なフォルダが存在します。例えばホームパスの下には、「ダウンロード」フォルダや「デスクトップ」フォルダなどが置かれています。
ホームドライブとホームパスを取得する
バッチファイルでホームドライブとホームパスを取得するには、変数「homedrive」と変数「homepath」を参照します。以下は、これら二つの変数をコマンドプロンプトに表示させたバッチファイルの例(home_check.bat)です。
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@echo off echo ホームドライブ:%homedrive% echo ホームパス:%homepath% |
以下、実行結果です。
通常、ホームドライブ(%homedrive%)は「C:」もしくは「D:」となっています。また、ホームパス(%homepath%)は「Users\ユーザ名」となります。
これらを組み合わせ、「%homedrive%%homepath%」とすれば、ホームドライブ下のホームパスへ絶対パスを作ることができます。以下、その表示例です。
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@echo off echo 絶対パス:%homedrive%%homepath% |
以下、実行結果です。
また、「%homedrive%%homepath%」の代わりに変数「%userprofile%」を使用しても同様の結果を得ることができます(home_path2.bat)。
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@echo off echo 絶対パス1:%homedrive%%homepath% echo 絶対パス2:%userprofile% |
以下、実行結果です。
どちらも同じ出力となっています。