目次
バッチファイルを作成する
バッチファイルを作るには、ファイルを作り、拡張子をバッチファイル専用のものに変更します。これだけで、バッチファイルの完成です。以下で実際にバッチファイルを作っていきましょう。
まず、バッチファイルを作りたいフォルダ内で右クリックから「新規作成」の「テキスト ドキュメント」を選択します。
すると「新しいテキスト ドキュメント.txt」ができるので、「F2」ボタン、もしくは右クリックから「名前の変更」を選びファイル名を変更します。ここでは、「test.bat」とします。
※拡張子(.txt)が表示されない場合は、まず表示されるように設定しましょう。「バッチファイルを使う環境を整える」をご覧下さい。
注意するのは拡張子を「.bat」とすることです。警告がでるかも知れませんが、「OK」を押して許可します。
ファイル名の左側のアイコンが以下のように変化したと思います。
これはパソコンがこのファイルをバッチファイルであると認識した証拠です。拡張子を指定することで、このファイルがバッチファイルであることをパソコンに知らせているのです。
これで空のバッチファイルが出来上がりました。
余談ですが、バッチファイルの拡張子には「.bat」の他に「.cmd」というものがあります。どちらもほとんど同じもので、どちらの拡張子を使っても構いません。一般的には「.bat」の方がよく使用されているようです。
バッチファイルの編集から実行まで
バッチファイルを編集する場合は、ファイルを右クリックして「編集」を選びます。以下のようなメモ帳が立ち上がると思うので、そこにコマンドを記述していきます。
注意すべきは、バッチファイルを開くときはダブルクリックをしないことです。通常のファイルを開く場合にはダブルクリックでそのファイルが立ち上がるのですが、バッチファイルの場合はダブルクリックは「バッチファイルの実行」を意味しますので、必ず右クリックから「編集」を選択して下さい。
では、「test.bat」内に簡単なコマンドを記述して、バッチファイルのテストを行います。メモ帳で、
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echo これはテストです。 pause |
と書き、「Ctrl+S」もしくは「ファイル→上書き保存」してファイルを保存します。
「test.bat」をダブルクリックして実行し、以下のような画面が表示されれば成功です。
「echo」コマンドはコマンドの右側に書いた文字列を表示するコマンドですので、コマンドプロンプト(上の黒い画面)に「これはtestです。」と表示されているのが分かります。
これが、バッチファイルの作成から実行までの一連の流れになります。
バッチファイルの実行には、ここでやったダブルクリックを含めて以下の3つの方法があります。
- バッチファイルをダブルクリックする
- コマンドプロンプトを開いて実行する
- バッチファイルの上にファイルをドラッグ&ドロップする
これらを状況によって使い分けることで、効率よくバッチファイルを使用できるようになります。
「バッチファイルの様々な実行方法 -コラム-」で詳しく解説していますので、参考にして下さい。
また、これからバッチファイルを使っていこうという方には、パソコンをバッチファイルの作成、実行しやすい環境に整えることをオススメします。「バッチファイル作成に最適な環境を整える -やりたいことから検索-」をご覧下さい。