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コマンドプロンプトをその場所で立ち上げる
ここでは、コマンドプロンプトのアイコンがある場所でコマンドプロンプトを立ち上げる方法を紹介します。ここでやりたいことを以下の図に示します。
初期の状態では、デスクトップにコマンドプロンプトのアイコンはありません。Window7の場合、立ち上げるには「スタート」ボタンを押し、「プログラムとフォルダの検索」欄に、「コマンド プロンプト」、もしくは「command prompt」と打ち込み、表示される「Command Prompt」をクリックして立ち上げます。もしくは、「スタート」→「アクセサリ」→「コマンド プロンプト」です。
Windows10の場合は左下の「何でも聞いてください」の欄に同じく「コマンド プロンプト」と打ち込み検索します。
この状態で立ち上がったコマンドプロンプトの場所は、
C:\Users\username>
となっており、ここから「cd」コマンドで目的のフォルダ(ディレクトリ)まで移動をしなければいけません。しかし、毎回この動作をするのは、非常に手間です。これを、もう少し楽に行えるようにしましょう。
デスクトップにアイコンを作る
まず、第1ステップとして、デスクトップにコマンドプロンプトのアイコンを作ります。
「スタート」ボタンから「アクセサリ」の中にある「コマンド プロンプト」を「右クリック」します。「コピー」を選んで、それをデスクトップに「貼り付け」して下さい。
これで、デスクトップにアイコンができました。
だたし、このままではまだ開く場所は変わっていません。ダブルクリックして開いても、依然「C:\Users\username>」の表示となっています。開く場所を変えるには次節で説明する「プロパティ」の設定が必要です。
プロパティ設定を変更してアイコンのある場所でコマンドプロンプトを開く
デスクトップのアイコンを右クリックして、「プロパティ」を開きます。「ショートカット」タブになっているはずですので、「作業フォルダ」の欄を空白にします。
「適用」→「OK」としてウィンドウを閉じると設定完了です。上の図はWindows7の例ですが、Windows10の場合も似たような設定画面になっているはずです。
「ダブルクリック」で「コマンドプロンプト」を開いてみます。すると、初期のフォルダ(ディレクトリ)が、
C:\Users\username\Desktop>
と変わりました。
次に、アイコンを別のフォルダ内にコピーして同様に開いてみましょう。ここでは、「デスクトップ」に「バッチ」フォルダを作って、その中で起動してみました。
ちゃんと移動させたフォルダ内でコマンドプロンプトが開いてくれました。
というわけで、今後は作業したいフォルダにデスクトップのアイコンをコピーして持ってくるだけですばやくその場所でコマンドプロンプトを開けるようになりました。これは、頻繁にバッチファイルを使用する方には必須の設定だと思います。
10では出来ない??