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様々なアプリケーションを立ち上げる

目次

 

様々なアプリケーションを立ち上げる

バッチファイルの実行中にメモ帳などのアプリケーションを立ち上げたいときがあります。アプリケーションには、それぞれの起動コマンドが用意されているのでそのコマンドを実行すれば起動できます。

例えば、メモ帳であれば「notepad.exe」、電卓であれば「calc.exe」と入力することでアプリケーションが立ち上がります。

以下に電卓を立ち上げるバッチファイル(exe_calc.bat)を示します。

 

以下のコマンドで様々なアプリケーションを起動することができます。

メモ帳 notepad.exe [ファイル名] ※ファイル名を省略した場合は新規ファイル
電卓 calc.exe
ペイント mspaint.exe
付箋 StikyNot.exe

その他のアプリケーションにも起動コマンドが必ず存在します。

windows7での起動コマンドの調べ方は、左下の「スタート」ボタンを押して起動したいアプリケーションを探し「右クリック」します。「プロパティ」を選択して、「リンク先」の欄に記述してある最後の「***.exe」の部分が起動コマンドです。

windows10の方は、「スタート」から起動したいアプリケーションを「右クリック」すると「その他」というところの「ファイルの場所を開く」をクリックして下さい。すると、ショートカットがあるフォルダが開きますので、そこでショートカットアイコンを「右クリック」して「プロパティ」を選びます。「リンク先」の欄に記述してある最後の「***.exe」の部分が起動コマンドです。

 

以下、メモ帳を例に起動コマンドを調べたものです(windows10)。

様々なアプリケーションを立ち上げる メモ帳の起動コマンドを調べる

下線部が起動コマンドになります。

 

複数のアプリケーションを順番に立ち上げる

バッチファイルの中で、複数のアプリケーションを順番に立ち上げる場合は、そのまま複数の起動コマンドを順に書くか「call」コマンドを使って起動します

以下の例は、メモ帳、電卓、ペイント、付箋を順番に起動したバッチファイル(exe_sequence.bat)の例です。

もしくは、

起動したアプリケーションを閉じると、次のアプリケーションが起動します。

 

複数のアプリケーションをまとめて立ち上げる

複数のアプリケーションをまとめて立ち上げるには、「start」コマンドを使います

前節のバッチファイルを変更して、すべてのアプリケーションをまとめて立ち上げるようにします(exe_all.bat)。

実行すると、すべてのアプリケーションが一度に全て立ち上がりました。

「call」か「start」は、用途によって使い分ける必要があります。詳しくは、「start(バッチファイルやサブルーチンの呼び出し) -コマンド別解説-」や「call(バッチファイルやサブルーチンの呼び出し) -コマンド別解説-」を参照して下さい。

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