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バッチファイルでVBScriptを実行する
VBScriptはバッチファイルでできないことを実現してくれる便利なスクリプト言語です。しかも、コマンドプロンプトと同様にインストールの必要がなく、バッチファイル上から実行することができます。
VBScriptを実行するには、バッチファイル上で以下のように書きます。
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cscript [実行したいVBScriptファイル名] |
例として、コマンドプロンプト画面に「”Hello!”」と表示させるVBScriptファイルを実行してみます。実行するVBScriptファイルは以下のように書きました。
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WScript.Echo "Hello!" |
この一行を書き込んだファイルを「say_hello.vbs」と名付けて保存します。VBScriptの拡張子は「.vbs」となります。
次に、このVBSファイルを呼び出して実行するバッチファイル「exe_vbs.bat」は以下の通りです。
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@echo off cscript say_hello.vbs |
「cscript」コマンドにあとに、VBSファイル名を記述しました。これを書き込んで「exe_vbs.bat」と名付けて保存したら、コマンドプロンプトを開いて実行します。以下は、実行結果です。
コマンドプロンプト画面に「Hello!」と表示されました。きちんとVBSファイルが実行されているようです。
余談ですが、VBScriptはバッチファイルよりはるかに色々なことができます。バッチファイルで実現できないことはVBScriptでできないかチェックしましょう。VBScriptはインストールする必要がなく、Windowsなら既に使える状態にあるため非常に楽です。
バッチファイルでは、実現できないこととして、ショートカットの作成があります。これをVBScriptを利用して作成する方法を「バッチファイルとVBScriptを併用してショートカットアイコンを作成する -やりたいこと検索-」に解説しました。興味のある方はご覧下さい。